生物において起きることに、突然変異があります。
部位が欠損したり、あるいは特定の部分が非常に発達したり、悪い変異もあれば良い変異もあります。
しかし、今回はあまり歓迎できる突然変異ではないかもしれません。
サメの間で頭を2つもった個体が増え始めているようです。
次々に見つかる双頭個体
一連の双頭個体の発見の発端となったサメ。
今年の10月のおわり、スペイン・マラガで研究者たちが800個ほどのサメの卵をみていたときのことです。
このサメの卵は透明であり、外側から卵のなかの様子がわかるのですが、
1匹だけ奇妙な形をしたものが発見されました。
通常ではありえない、頭が2つあったのです。
研究者たちはこの卵を自然に孵化させることにしましたが、結果この双頭個体は孵化後、長くはもちませんでした。
おそらくはじめてサメの双頭個体が見つかったのは2008年のことです。
漁師のクリスチャン・ジョンソンが、オーストラリア沿岸でヨシキリザメの双頭の胚を発見しました。
五年後の2013年、今度はフロリダの漁師たちがオオジロザメを引き上げたところ、その子宮内から同じく二つ頭のサメの子どもが見つかりました。
2つの心臓に、2つの腹、尻尾は1本でした。
これらとは別に、メキシコのナショナル・ポリテクニック大学の学生が、カリブ海においても双頭ザメを発見しています。
原因は乱獲?
ウイルスや海洋汚染なども原因に挙げられていますが、一部の科学者たちは、一連のサメの双頭個体の原因は、乱獲によって引き起こされたサメの間での近親交配だとしています。
メキシコで双頭個体を発見したニコラス・エイフマンも、この意見に賛同しています。
事実、スペイン・マラガの研究所では、800個の残りの卵には特に変異が見られませんでした。
これは研究所内で、卵たちが感染病や化学物質、放射能といった環境の原因にさらされたわけではないということです。
一方で、ポリテクニック大学のガラガン・マガナ博士はこれに反論しています。
「論文や記事のために、研究すること自体が多くなっているからだ。」
海洋生物の調査が増えたことで、必然的に希少な双頭個体も多く見られるようになった、ということです。
海外の反応
・ 読むのやめて考えたやついるか?俺たちのせいかもしれないって。現実から目をそらしているんだ!!
・ おれたちは海に、大地に、なんてことをしてきたんだろう。
・ 時間の問題だよ。すべてを絶滅に追いやってから気づくのかな。
・ 人類は動物じゃなくて、病気そのものなんじゃ・・・。
・ いま進化が起きようとしている。
・ おれにできること、とりあえずお金を寄付するよ。
・ 本当に原因わからないのか?海は汚れているじゃないか。
・ 人として生まれた、おれの責任だ・・・。
・ 当然だろ。日本が放射能を海に垂れ流してるんだから、今だって。
・ 違法な海への化学物質の廃棄じゃん?
・ いまさら海を汚してきたことには驚かないんだけど、変異の早さには驚いてる。
・ 放射能を浴びるサメ。それを食らうほかの魚。
・ 明らかに、Fukushima (福島)。
↑おれも書こうとしてた。
↑双頭ザメが見つかったのは2008年。福島の地震は2011年。勉強して出直してこい。
・ ロシアも数百トンの核廃棄物を海へ・・・。
↑イギリス、アメリカ、フランスも同じことをやっていると報告しておこう。
まとめ
日本の放射能汚染の話題が出てきたときはびっくりしましたが、3.11前からサメの変異はみられていたようです。
また、放射能であれば、ほかの多くの魚介類も大きな変異がみられることでしょう。
ですが、乱獲にしろ人間の所業であることには変わりありません。
調査自体の増加もいわれていましたが、発見された双頭ザメはすべて短命であったので、見つかる前に亡くなっている個体が多くいると考えることもできるかもしれません。
母なる海を考えるいいきっかけにしたいですね。
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