英国王室ともあれば、毎日素晴らしい料理が食卓に出てくるはず。
誰もがそう思う中、実は意外にも質素だという話が出てきました。
では一体、英国王室ではどんな食事をしているのでしょうか?
そして、エリザベス女王がお好きなものは・・・?
英国王室の食事事情
王室では、何を食べるかを決めるのも厳しくなります。
でもエリザベス女王にはラッキーなことに、彼女のためにメニューを決めてくれるチームがいます。
たとえウェイトローズでお買い物をしようとも。
英国王室ではコック長が週に2回、エリザベス女王にメニューを提案し、女王がチェックしたり消去したりした後許可します。
コック長曰く、食べることが好きで、1日中食べ物について話してばかりいるフィリップ殿下と違い、女王はあまり食通ではなく、ただ生きるために食べる、そんな感じがするのだとか。
「ひとりでディナーをお召し上がりになる時は女王はとても厳格で、でんぷん質を摂取しないというのがルールです。」
そんなエリザベス女王の目覚めの紅茶やビスケット、炭水化物の少ないランチ、夜の1杯のシャンパンやチョコレート好きな一面まで、1日の典型的な食事の様子を見ていきましょう!
エリザベス女王の1日の食事
女王の1日は、紅茶とビスケットで始まります
アールグレイをボーンチャイナのカップに注ぎ、ミルクもお砂糖も入れず、数枚のクッキーとともにお召し上がりになられます。
その後はシリアルとフルーツの朝食を
女王はローカロリーで美味しいと評判のスペシャルKシリーズがお好みで、ケロッグ、クエーカーのオートミール、ウィータビックスは王室御用達です。
時々トーストとマーマレードを選ばれることも
王室のジャムは、ウィルキン&サンズのものです。
稀に、スクランブルエッグとスモークサーモン、そしてトリュフをお召し上がりになることも
女王は茶色の卵がお好み
茶色の卵の方が味がよいとお考えなのだとか。
昼食の前には、ジンとデュボネのカクテルを、スライスしたレモンと多めの氷で
ジンは王室御用達のゴードンのものを、デュボネはワインベースの甘いアペリティフです。
ランチは、魚と野菜といったシンプルなもので
お好きなメニューは、舌平目のグリルに、炒めたほうれん草やズッキーニを添えたものです。
単にグリルしたチキンとサラダの時も
おひとりでお召し上がりになる時は、「でんぷん質を摂取しない」というルールがあります。
つまり、じゃがいも、米、パスタはなしということです。
もちろん、毎日アフターヌーンティー
きゅうりにスモークサーモン、マヨネーズで和えた卵のサンドイッチやハムとマスタードのサンドイッチなど、一口サイズのサンドイッチがテーブルに並びます。
カロリーを抑えるため、パンの耳は切り落としてあります。
また、ジャム・ペニーと呼ばれる、イギリスのペニー貨のサイズにカットしたラズベリーのサンドイッチも。
その他、マクビティのリッチティービスケット、スコーン、ケーキも出されます。
女王は、はちみつやクリーム、ジンジャー、フルーツのスポンジケーキがお好きです。
ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式で出されたチョコレートビスケットケーキは大好物なのだとか。
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アルコールやリキュールは酒飲みだけじゃなく、文化なんだなと実感。