あなたは「乳糖不耐症」をご存知でしょうか?
日本ではあまりメジャーではないですが、乳製品大国である欧米では非常にポピュラーな症状です。
よって欧米では、ラクトース・フリーの牛乳や、代用乳のマーケットも非常に大きくなっています。
しかし最新の研究で、実は「乳糖不耐症」というのはある意味迷信だったのでは!?という説が出てきました。
正確には原因は「乳糖」ではなく、乳に含まれる「あるもの」だというのですが…。
この説を取り上げた、イギリスのある記事をご紹介します。
最新の研究を信じるか、自分の体の反応を信じるか…。
真実はどちらにあるのでしょうか。
乳糖不耐症とは?よくある症状
多くの場合、消化不良や下痢などの症状を呈する。
民族や人種によっても差があり、北ヨーロッパ人は乳糖不耐症の発生頻度が低い。
逆に同じコーカソイドでも南ヨーロッパ人やアーリア系のインド人やその他の地域の民族では乳糖不耐症の発生頻度が高い。
日本人は、発生頻度が95%と非常に高い。
人口の20%が乳糖不耐症?
現在、大人の5人に1人は乳糖不耐症だと言われています。
しかし新しい研究結果では、乳糖ではなく乳中の他のタンパク質に反応している可能性があるとされました。
きっと、消化器の弱い人はこのように言うでしょう。
「何を言ってるんだ、牛乳のせいでどれほど症状に悩まされてきたことか」
消化器不良の原因は乳糖不耐症であると仮定し、牛乳をあきらめ、「大人の5人に1人」の仲間入りをする –
今までは、これが普通でした。
ヴィーガン食や乳製品カットダイエットの影響もあり、代用乳は今やとても人気があります。
報告書によると乳糖不耐症患者は、牛乳を飲むと消化器系の問題、お腹のハリ、湿疹等の症状に悩まされるとされています。
「その結果、人々は人工の、または植物に基づく代用乳を購入するわけです」と栄養士、リック・ミラー氏は語ります。
乳糖不耐症の原因はA1タンパク質だった!?
しかしミラー氏によると、最新の科学研究で新たなことがわかったというのです。
それは乳糖不耐症患者は乳糖に反応するのではなく、A1と呼ばれる牛乳に含まれるタンパク質に反応している可能性があることです。
「牛乳アレルギーは幼少期には多いですが、成人期まで続く人は稀です。
到来の見方では、大人になっても牛乳と相性の悪い人は乳糖不耐症だとされてきました。
牛乳の中には、ホエイとカゼインという、2つの主要なタンパク質が含まれています。
後者には、遺伝的変異により、A1およびA2という2つのサブタイプがあります」
「人間、ヤギ、羊の乳、また他のすべての哺乳類の乳は、A2型のタンパク質。
A1型のタンパク質は、ヨーロッパの乳牛にしか見られないものです」とミラー氏は語る。
「A1はおよそ5000年前、酪農が始まった時に発生したと考えられます。
アフリカやインドのような場所では、A2型タンパク質の乳牛が主です」
「ところが欧米諸国では、A1型タンパク質の乳牛がほとんどなのです」
乳糖不耐症の治療と治し方
ミラー氏は、便秘や湿疹などの問題は、A1型タンパク質が原因だとしています。
つまり、A2型タンパク質の牛から出る牛乳を飲めば、症状は出ないというのです。
中国で行われた、ある実験結果
人口の90%が乳糖不耐症とされている中国で、昨年4月のニュートリションジャーナルは上海の45人に対し、ある実験を行いました。
半分はA2牛乳を、半分は普通の牛乳を、どちらを飲んでいるかは伏せて2週間飲んでもらいます。
その結果「A1乳を飲んだ人は全員お腹のハリや痛みなどを訴えたが、A2乳を飲んだ人は何の症状もなかった」というのです。
被験者は、腸の炎症を確認するために錠剤の胃カメラを飲み、さらに血液も調査されました。
すると、A2乳を飲んだ人は炎症がなく、一方、A1乳を飲んだ人は炎症の徴候を示しました。
彼らはまた、2つの牛乳の「腸通過時間」を測定するために、胃カメラが体内を通過するのにどれくらいの時間がかかったかを調べました。
これはすなわち、牛乳がどれくらいで消化されるのか、ということに繋がります。
その結果、A1乳を飲む人はA2乳を飲む人よりも6.6時間長くかかったことがわかりました。
「これは、通常の牛乳が便秘を引き起こす人の場合でも、A2牛乳ではそうでない可能性が高いことを示しています」
過敏性腸症候群の患者への実験でも
最近、ハーレイ・ストリートにあるクリニックの臨床部長であるアンソニー・ホブソン博士は、ある実験を行いました。
過敏性腸症候群(IBS)患者12人に対して、A2ミルクで症状が改善するか、というものです。
一晩絶食させた後、6人を無作為にA1乳またはA2乳のいずれかに割り当てたところ、A1乳の人は典型的な症状を訴えました。
しかしA2乳の人は、症状が軽度か全くなかったとのことです。
栄養士協会も、乳糖不耐症に対する実験結果を認定
英国栄養士協会ではいち早く、これらの牛乳の違いをIBSガイドラインに記しました。
「最新のIBSガイドラインは、A1およびA2乳との消化に違いがあることを認めている」とミラー氏は続けます。
とはいえ英国栄養士協会は、より多くの研究が必要であることも示唆しています。
「牛乳不耐性が原因だと思うIBS患者は、通常の牛乳の代わりにA2ミルクを試してみると症状が改善されるかもしれません」とミラー氏は付け加えます。
英国栄養士協会の栄養士ジュリー・トンプソンと新しいIBSガイドラインの共著者は、次のように述べています。
「これはIBS研究の飛躍的な一歩です。
A1 / A2ベータ・カゼイン・タンパク質と消化への影響は、もっと議論されるべきである重要な項目だと言えます。
IBS患者のなかにはラクトース・フリー牛乳にも問題を抱えた人もいますが、これも実はA1ベータ・カゼイン・タンパク質に対する反応である可能性があります。
このトピック、特にIBSにおいてのさらなる研究を歓迎します」。
「あなたの「乳糖不耐症」は「誤診」かもしれないのです。
是非一度、新しいタイプの牛乳に切り替えて、症状が改善されるかどうかを見てみてください」
ミラー氏はこう締めくくりました。
A2ミルクはほとんどのスーパーマーケットの牛乳売り場で、1リットルあたり1.39ポンドで入手できます。
私達も試飲しましたが、通常の牛乳とまったく同じです!
ぜひ、アナタも一度試してみては?
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海外の反応
・乳糖不耐症は迷信なんかじゃないことは、俺とうちのトイレが一番良く知ってる。
↑今まで懸命に乳製品を避けてた人には酷な話だよな。
ともあれ自分も、専門家の言う最新研究なんかより、自分の体の声のほうが大事だと思う。
↑よく読みなよ。
牛乳は悪くない!って言ってるんじゃなくて、乳糖不耐症者でも飲める牛乳があるかも、って話だろ。
・私も乳糖不耐症で、軽いけいれんや下痢、オナラなんかの症状が出る。
ラクトースフリー(乳糖不使用)商品なら大丈夫だから、乳糖不耐症は私にとっても神話じゃない。
今は代用品として、ココナツミルクなんかもあるしね。
・乳糖不耐症、ホント辛いよね。。。
お腹がグルグル鳴って何度も恥ずかしい思いをしたから、大事な会議の前とかは何も食べないようにしてる。
・自分の場合は、乳製品や牛乳加工品は大丈夫だけど、牛乳そのものはどうもダメだわ。
↑自分も日本人とのハーフだけど、似たような感じ。
・45年ほど前に、医者に「人は5歳になるころにはだいたい乳糖不耐症になる」って聞いた。
科学は進歩してるのかもしれないけど、この説は変わらない気がするな。
↑だーかーらー、乳糖不耐症はウソ!ってんじゃなくて、乳糖じゃなくてある特定のタンパク質に反応してるんじゃないか、って説だろ。
・スーパーの商品を見てみても、だいたい何にでも乳成分が入ってるのは勘弁してほしい。
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たしかにお腹壊すのと壊さない牛乳があるわ
わしが一番酷く腹壊すのはMミルクだね
あれは数日体調壊すレベル